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人気ランキング : 19901位
定価 : ¥ 4,935
販売元 : ビクターエンタテインメント
発売日 : 2000-12-22 |
大正、昭和、そして平成までの20世紀を彩ったそれぞれの時代に、同じ血族の女性3人がたくましく生き抜いていく姿を松嶋菜々子主演で描いた大河ドラマの第三章。1年前に他界した祖母・横山純子に育てられた孫の千代(松嶋菜々子)は、一流出版社に勤めるやり手のキャリアウーマン。そんな千代の前に、仮出所したばかりの元ボクサー・八代進次(渡部篤郎)が千代そっくりの女性が描かれた1枚の古い肖像画を持って現われる。4歳の千代を捨ててアメリカで生活していた母から、千代に会うために20年ぶりに日本にやってくるという連絡があった。進次を偽装の夫にしたてて、結婚して幸せに暮らしていることを見せつけるために、病気で来日できなくなった母を訪ねて進次とともにアメリカに飛ぶ千代だったが…。
20世紀を網羅する女たちの100年にわたる壮大な物語の締めくくりとしては、アメリカ珍道中風のコメディータッチは意表をつく趣向だが、ドラマ自体は無難にまとめてある印象。100年前とは比べものにならないほど自由で幸せゆえの足枷に苦悩しつつも、前向きに生きていこうとする現代に生きる等身大の女性像は、松嶋菜々子にもっともふさわしい役どころだろう。(麻生結一)
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渡部篤郎を見るべき1本 |
はまり役を持たない役者渡部篤郎の真骨頂を見ることの出来るドラマである。
もちろん主役は松嶋菜々子であり、彼女も生き生きとしていてすごくいい。しかし渡部は1枚も2枚も上手だ。ともすれば現実離れしそうな役柄を生きた人間として演じて見せてくれる。ほとんど2人芝居のロードムービーだが、主役の松嶋とのバランスを保ちつつ圧倒的な存在感を感じさせるところがすごい。
空港で振り返るシーンは忘れられない名場面だと思う。笑って泣けて、ついでにアメリカの景色も楽しめるクオリティの高いドラマだ。
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最終章は登場人物が生き生きしている |
3部作品で主演の松嶋菜々子は大正、昭和、平成の女性を演じるが脚本家はそれぞれ異なる。
最終章の湯川作品は平成の女性らしく、自由でわがままでせわしない日常をおくる独身女性の素顔を巧く作り出していた。いまや売れっ子の女優、松嶋菜々子だからこそ、嫌味なく見れたと思う。
キャリアウーマンで短気。そして母親の愛情に飢えている現代の女性を好演していて心地よい仕上がりになっている。
そして相手役の渡部篤郎は本当に芝居の上手い役者だと思う。
足をひきずりながら、元ボクサーの哀れさを漂わせる一見ひ弱な青年は、テレビで見せる冷酷な役どころを演じる人物とは別人格。
メイキングビデオなどの話し方などは貫禄さえあるのに。
赤い服の後姿の女性の場面はモノクロで撮っているシーンも鮮やかで印象深いものがある。
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また泣かされた! |
渡部篤郎さんという俳優は本当にコワイ。
作品によって、役によってイメージがまるで違うのだから。
今回はダメ男のボクサー役。常に口が半開きで、「はあい?」と気の抜けた返事をする男。不器用だが優しい彼の魅力が2時間半を飽きさせない。
もちろん主演女優の松嶋菜々子さんのことも忘れてはいけない。内面にもろさを抱えたキャリアウーマンを、これまた見事に演じきった。
「泣かせ」の場面、作り手の思惑通りにはならないぞ!と意気込んでいたのに・・・・。
完敗でした。