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人気ランキング : 12599位
定価 : ¥ 23,940
販売元 : ポニーキャニオン
発売日 : 2005-07-06 |
倉本聰が15年ぶりに連続ドラマの脚本を手がけたことで話題になった作品で、舞台は『北の国から』と同じく富良野である。美瑛の皆空窯で陶芸の修行中の拓郎(二宮和也)は、富良野のスーパーで皿を割ってしまった梓(長澤まさみ)と知り合う。程なくして、梓が拓郎の父である勇吉(寺尾聰)がオーナーを務める喫茶店「森の時計」の従業員であることを知る拓郎。3年前に拓郎が起こした自動車事故で母・めぐみ(大竹しのぶ)が亡くなって以来、勇吉と拓郎は絶縁状態にあった。
父と息子の確執から絆の再生という流れが第1話から最終話までの通奏低音を成しているが、各話ごとに織り込まれたサブストーリーに登場する豪華ゲストたちにも注目したい。勇吉に対して時には包み込むような優しさで、時には鋭く叱咤するする存在として登場するめぐみの幻がドラマの隠し味になっている。もっとも見ごたえがある回は第5話だが、脚本は富良野塾出身の吉田紀子が担当。(麻生結一)
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優しい時間をもう一度 |
『北の国から』で知られる倉本聰さんの話題の新作ドラマです。正直、最近のドラマの下世話な風潮にはやきもきしていて、このドラマには久々の完成度の高さを期待していたのですが、期待を裏切らない物語に感謝するばかりです。現代的な要素を無視せずに、それでもこれだけ純粋で素敵な物語を描いてしまう倉本聰さんの力に感服です。
舞台は北海道、とある喫茶店のマスターとその息子の物語。過去の事故による確執から親子の縁を断った二人の歪で頼りない優しさが、痛いくらい観るものに伝わります。その二人をつなぐ様々な人々の人間模様と、少しずつ浮かび上がる過去。物語の展開は物凄くゆっくりとしたものですが、飽きさせるどころかその時間の流れに心地良さすら感じさせます。北海道の時間の流れを、見事にドラマの展開に反映させつつ、そこに人間臭い優しさを描き出したこの作品は後年にも心に残る名作に違いありません。
キャストも大物ぞろいですが、若いキャストも役を見事にこなしてくれていて、ドラマの完成度を高めています。少々癖のあるキャラクターも、抵抗無く溶け込んでくれています。一度TVで見ている方も、これを機会にもう一度ゆっくりと時間を掛けて本作を見直してみるのもお勧めです。全編見るのは時間こそ掛かりますが、そこに費やした時間は、きっと掛け替えのないものになるはずです。
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これを見れば富良野に絶対いきたくなる! |
富良野を舞台に、見ている自分まで優しい気持ちになってしまうこのドラマ。キャスト陣も豪華であるが、やはり富良野というロケーションがこのドラマの最大の魅力である。
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本当のドラマ! |
"売れている役者を揃えて安易な惚れた腫れたやったやらない"或いは"刺激的な素材を扇情的に心を傷つける""バラエティ紛いの下らないおふざけ"etc...
今、ドラマと言えるものはそんなものばかり、「ドラマは死んだ」と言われて久しい。
かつて「ドラマ」が"生きて"いた頃の、そんなドラマを今一度見たいならこの作品だ。
タイトルからは、ほんわかした癒し系のイメージを感じられるかもしれない。が、このドラマの"優しい"は"厳しい"とセットである。だからこそ"優しい"と言えるのだ。
それは人間関係の描写もそうだし、ドラマを見て「富良野の地」に憧れる視聴者にも凄まじい吹雪の描写となって突きつけられる。それでも尚、そこを越えてこその人と人の繋がりなのかもしれず美しい自然なのかもしれない。
「北の国から」を御覧になっていた方なら周知だろうが、実際に広大な北の大地の空間で、本当の雪が降る中でのドラマが醸し出す"生"な感覚は、他のドラマでは得難い物だ。
作者、倉本聰は言う。「ドラマは東京にしかないのか?」「知識と知恵とどちらが大事か?」
エピソードの幾つかは実際に倉本氏が富良野で体験した出来事が反映されている。そこには「都会では決して体験できない」「知恵に裏打ちされた」ドラマがある。
脚本以外にも、倉本の脚本の"行間"を実に上手く汲んだ演出、それを美しく語る渡辺俊幸の音楽の絶品さ。
賞を総なめにするレギュラー陣の演技の確かさももちろんだが、麿赤児、國村準、余貴美子、山谷初男といった渋みのある脇役陣、確かな存在感と個性を放つ富良野塾OB達、時任三郎、北島三郎、佐々木すみ江、徳重聡等のゲストといった演技陣も得難い味を出している。
観終わった後、心地良さと共に色々と考えされられる物がある作品です。
心を震わせてくれる、そんな作品です。
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近年出色のTVドラマ。何度も見たいと思わされます。 |
地上波のTVドラマに興味を失って随分になる。若い人気タレントを出るだけのおよそリアリティのない物語が目立つ。そんななかで、楽しみに見ていたのはNHKの金曜時代劇(近年では「蝉しぐれ」「慶次郎縁側日記」)と民放ではこの「優しい時間」だった。共通するのは本がいいことだろう。映画もTVドラマもいい本が絶対条件。去年亡くなった名匠ロバート・ワイズ監督が映画づくりで大切なのは、「人を感動させる思想的なテーマ」と語っていたが、いい本のドラマが本当に少ない。日本を代表する脚本家・倉本聡の久々の連続ドラマ「優しい時間」は期待した。そして、期待にたがわず近年出色の作品になっている。人と人とがわかりあうのがとても難しい時代、そんな時代を母の死をめぐる父子の確執、心に傷のある繊細な若い女の子を中心に紡がれるドラマには確実に今の「日本」が投影されていた。人生は厳しい、生きていくことにはいろんな困難がある。それが自然に、リアリティある物語になっていた。若い俳優を含めキャスティングも素晴らしい。寺尾聡、大竹しのぶがうまいのは当然だが、息子を演じた二宮和也、そのガールフレンドを演じた長澤まさみ、さらには脇を固めた俳優も素晴らしい。台詞も無駄な説明がなく、自然で心に沁みる。生きていくうえで、愛する人、信じられる人がいない人生は悲しい人生とつくづく思う。人を信じるのが難しい時代、とても勇気付けられ、感動したドラマだった。毎回、最後に流れるテーマソングも素晴らしい。何回も見たいと思わされるドラマだと思う。年に数本でもいいからこういうTVドラマが見たい。
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感動! |
最近では一番のドラマだと思います。
「森の時計」みたいな喫茶店が近所にあったらいいな〜と思いながら見ていました。
「森の時計はゆっくりと時を刻む」
その通りだな〜と思いました。
私も、あの優しい空間に入りたい。
マスターと拓郎の気持ちがひしひしと伝わってきました。
最終回泣いてしまいました。
拓郎の左腕には刺青があって、そのせいでお母さんを死なせてお父さんを怒らせて傷つけてしまったと後悔して苦しんでいたんです。
その刺青を1200℃の陶器を自分で押し付けて焼いたんです。
自分が作った陶器を持って森の時計に行き火傷を見せて謝るんです。
涙流して許して下さいって。
マスターも謝るのは俺の方だって言って涙流して。
涙があふれて止まりませんでした(T_T)
泣いたの何年ぶり?って感じです。
私にもまだ涙腺が残ってたんだと思いました。